TS-520にCWフィルタ追加
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待望だったTS-520用のCWフィルタをようやく入手しました。残念ながら純正ではなく八雲通信の互換品です。型番はTF-33H250とあり、帯域幅は250Hz(-6dB)のようです。
このCWフィルタは帯域幅250Hzとかなり狭いので、混信がないときは使いづらいです。そこでFIX CH切替スイッチを流用してCWモード時にWIDE/NARROWの切替をできるようにしました。これはFIX CHのロータリースイッチと基板を繋ぐ線を外し、CWフィルタの出力とSSBフィルタの接続をCH3とCH4で切り替えられるようにしたのです。こりゃ便利。
上のフィルタが最初からついているSSB用のフィルタ。下の青いのが新たに導入されたCWフィルタ。2つのフィルタの左上がFIX CHボードです。FIX CHボードのC,3,4に接続されているビニール線を外してCW入力、SSBフィルタ出力、CWフィルタ出力にそれぞれに接続しました。
(01/09/08追記)
このフィルタ装着後CWフィルタだと受信信号が弱くなってしまい、SSBフィルタでS=5くらいの信号がS=5くらいになってしまうことがわかった。
それに送信するとSSBフィルタのときは20W程度出るのですが、ほとんどパワーが出ません。それでいろいろ調べるうちに、CW時のキャリアユニットからの信号の周波数を少しだけ調整することである程度解決しました。250Hzのフィルタなのでちょっとでもズレていると、信号が帯域外になって大きく減衰してしまうのです。まだ万全ではありません(ほかにどこか調整する必要があるのかもしれないということ)が、一応フロントパネルのキャリアつまみを最大位置に持ってくればSSBフィルタのときと同じ20W程度出力できるようになりました。ただフィルタ直後の電圧レベルを測ると、SSBフィルタ時は120mVppほど出ているのですが、60mVpp程度しかでません。まだ周波数がずれているのか、それとも他の要因か今のところ不明ですが。
また受信時の減衰は解決していません。これはCW送信時と受信時のオフセットを変える必要があるのですが、TS-520は残念ながらそのオフセットは調整するようにできておらず、もし変える場合は部品を付け替える必要があります。そこまでする気合がないので、一応これで満足するべきか、と諦めています。できれば純正の500Hzフィルタがほしいところですが。
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