28MHzへ進出

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突如28MHzへ出てみたくなり、以前作りかけたツエップアンテナを完成させました。アンテナの形式は前に作った50MHz用と同じですが、最初の調整時にキャパシタとして使う同軸ケーブルを切りすぎて、SWRの最低点が29.5MHzあたりになってしまいました。もう一度同軸ケーブルをつけなおすのもメンドウだったので、そのまま、アンテナチューナーで無理矢理マッチングをとることにして2階のベランダから4mの竹ざおの先端にエレメントの先を繋げて、斜めに張ってみました。

早速ワッチしてみると……なんとノイズが凄い。それもザーッという雑音ではなく、ピキョ……ピキョ……という、なんだか変で非常に鬱陶しい雑音です。コリャたまらんなぁと思いながら、ダイヤルをくるくる回すと、最初に気付いたのはAMの違法局です。なんと28MHzのハムバンドは違法AM局の巣窟だったのです。信号は弱いのですが、SSBで聞くと、やたらキャリアの音が聞こえてきます。話しているのは日本語ではなく東南アジア(?)の言葉のようです。しかしながらその合間にSSBで通話するアマチュア局も聞こえます。

おりしもARRLのDXコンテストだったのですが、午前中は北米のコンテスト参加局が59+で入感します。ベランダにチョイと出したアンテナでこんなに強くアメリカが入感するのは結構新鮮な驚きがあります。コンテスト期間中6局のアメリカとカナダの局と交信できました。そのほかにも交信はできませんでしたが、イタリアやフランス、ボスニアヘルツェゴビナなどが弱いながらも聞こえました。

とにかくノイズが鬱陶しいのですが、コンディションが開けると海外局が21MHzよりよっぽど強く入ってくるみたいで、結構面白いです。

ただし広い28MHz帯の中でも範囲は限られていて、CWは28.00〜28.05MHzまで、SSBは28.40〜28.60MHzあたりに集中しているようです。29MHzのFMの方はよくわかりません。
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