50MHzのEスポ
Last Modified at
2001年から2002年8月までにかけて、50MHzのEスポによる交信100局分についてちょっと整理してみました。この100局の交信は、使ったトランシーバーはKENWOODのTS-680V(10W)またはYAESUのFT-680mkII(2.5W)ですが、TS-680Vによるものが殆どです。アンテナは2階のベランダから上に伸ばした自作垂直ツェップで給電点高約6mです。なお、平日は仕事があるので殆どの交信は週末です。
まずエリア別の交信局数ですが、8エリアと6エリアが圧倒的に多いです。あとは5,4,7エリアです。近距離の2エリア、3エリア、9エリア、0エリアはまったくありません。交信していないだけではなく、聞こえたこともありません。2エリアと0エリアは交信したことはありますがEスポではありませんでした。
次に時間帯別の統計です。矢張り午前中と夕方が多いようです。日中の暑い時刻(13時から16時くらい)にEスポが出ることは稀でした。朝の早い時刻はまだ寝ていることが多い、19時以降は夕食になってもう交信していないなどの理由で少ないだけで、Eスポはもっと出ているかもしれません。
次にモード別ですが約7割がSSB、3割がCWです。
Eスポは突発的に発生するので予測は困難ですが、次のページが少し参考になります。
これらによると、Eスポの発生は時刻としては正午前と夕方が多いようです。それは上記の統計ともよく一致します。予測方法として最も一般的なものは通信総合研究所の日本国内の電離層観測データでしょう。ここのイオノグラムに示される100kmくらいの反射が10MHz以上になってくると50MHzでEスポが見られます。例えば下図のような場合です。
いずれも稚内の観測結果で、2002年7月30日の午後6時45分と、8月1日の午後5時のデータで、
7m1kng@jarl.com