YAESU FT-655
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次にFT-655を入手しました。この無線機は50MHzで非常に人気がある機種で、オークションでも比較的高値で売り買いされています。私が入手したのは100W機のDC電源タイプです。
先に入手したFT-850ほどではありませんが、そこそこ外観は綺麗です。つまみに多少埃がついていたりして汚れていますが。FT-850は非常に小さな無線機ですが、FT-655はそれに比べるとかなり大きいです。幅はTS-690と同じ程度ですが、高さがあります。
ところが、通電してみて問題があることがわかりました。AFのゲインが低すぎるのです。AFゲインをめいっぱい右に回してもまだ音が小さいのです。ちなみにFMだとそういう問題はありません。うっかり右に回しきった状態でFMに切り換えると耳をつんざくような大音量が出力されます。あと、写真から分かりますが、右から2つ目のLEDの上の一本が欠けています。最初は気づきませんでしたが。まあ私自身はあまり気にしませんが、オークションの写真に通電状態のものがないのは矢張り要注意ですね。(後日記)これは勘違いでした。U1という表示のようです。ここにどういう数字が表示されるのかイマイチよくわかりません。
どうやら、SSB/AMのAF系のどこかに故障があるようです。何度か電源のON/OFFを繰り返すと時々まともな音量になる場合がありました。また、電源投入直後は少し音が大きいのですが、数秒たつと小さくなってしまうようです。回路図を見ながら蓋を開けて様子を見てみました。基板はYAESU特有のユニット化されたもので、ネジを外すとそれぞれの基板を引っ張り出すことができます。ただ基板を見てみてもどこがおかしいのか判然としません。スイッチを操作した時のビープ音にも異常ありませんので、AF-LPFあたりかなぁと思います。
オークションの売主に連絡すると、売る前にそういう故障はなかった(本当かなぁ)ので修理代をもってくれるとのことでした。ので、あまり追求せずにハムランドに修理に出しました。なのでしばらくお預けです。ただ、どうせ変更申請が間に合わないのでいいんですが。
結局、予想通りAF-LPFのバッファアンプ用のICの不良ということで、部品代200円、加工費12,000円の合計12,200円で修理されて返ってきました。他の動作チェックもしてもらえたようで、もしかしたらラッキィかも。
しばらく使ってみましたが、このFT-655は受信音が硬いというか高音が強調されるというか、キンキンして非常に聞きづらいです。とても長い時間聞いている気がしません。インターネットで調べると、受信感度が高く6mでは多くの人が使用しているようですが、どうも馴染めません。TR-9300の方がよっぽどいい感じです。人気機種なので期待していたのですが、イマイチ気に入らないなぁ。
ちなみにこの機種は蓋を開けてスイッチ(確かS5002)を切り換えると100W←→50Wの切り替えが簡単にできます。入手直後は100W側になっていました。
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