YAESU FT-850

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2004年の6月になって立て続けにオークションでいろいろ落札してしまいました。今度はYAESUのFT-850(100W)機です。深く考えずに40,500円で入札したら、その値段で落札されました。届いた850は驚くほど綺麗でした。新品同様、元箱つき、中の発泡スチロールや取説のビニール袋までそろっています。ただしマイクはありませんでした。


一応通電して動作確認しましたが問題ありません。CWで送信電力は100Wちょっとでした。この無線機はメモリーが32チャンネルしかなく、少ないですが、アンテナチューナー内蔵、キーヤー内蔵と、必要な周辺機器が少なくそういう意味で無線機自体が小さいことに加えてコンパクトです。

マイクは幸いなことにFT-690mk2用のものがそのまま使えました。オークションでマイクだけ落札しようかと思っていましたが、節約節約。。。何も改造されていない様子で、オプションも何も追加されていません。CWでの運用を考えるとCWフィルタだけはどうしてもほしいですぅ。


手持ちのTS-690SATと聞き比べてみると、受信音は矢張りKenwoodに分があり、FT-850はやや硬い音がします。特にCWにすると低周波の周波数特性を変えているみたいで高域の信号成分が削られる感じがします。人によると思いますが、私にはかえって聞きづらい音です。7MHzのような混んだ帯域だと別の信号でAGCがかかってしまってどうにもなりません。ATのチューニング速度もTS-690SATに比べるとやや遅いです。ただし、これは八重洲の特徴ですが、やはりマニアック心をくすぐります。使いやすさを優先したKenwoodに比べると技術色が強く、うまく表現できませんが、ハードウェアが好きな人にはやはりこちらのほうが好まれる気がします。FT-101とTS-520の違いのようなものがこの時代の無線機になってもまだハッキリと残っているんですね。

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