アイテックのSR7〜PART2
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ここで作りかけた(というかケースに入れる直前まで作製した)アイテックのSR-7もどきですが、適当なケースがなくその後しばらくほったらかでした。すこし大振りのケースなら手持ちにあったのですが、少しもったいないなぁと思っていました。
そんなとき、しばらく前にオークションで入手していた減速機構つきのバリコンを持っていることを思い出しました。
もともとの用途は不明ですが、おそらくAM/FMラジオ用と思われます。左のタイプが1つ、右のタイプが2つあります。左のタイプはバリコンの羽の部分が非対称になっており、周波数直線性のバリコンのようです。いずれも5連バリコンになっています。減速機構でバリコンの羽が半回転するのに軸は1.5回転します。
秋月の微小容量計でキャパシタンスを測定してみると、左のタイプは、軸の出ている方から、
16〜 36PF( 20pF)
8〜345pF(337pF)
15〜 34pF( 19pF)
8〜351pF(343pF)
10〜 29PF( 19pF)
でした。右のタイプは同じく、
19〜 38pF( 19pF)
40〜370pF(330pF)
24〜 44pF( 20pF)
40〜370pF(330pF)
9〜 29PF( 20pF)
となり、容量的には両方ともほぼ同じです。というわけで、もったいなさに目をつぶればいずれも20pFのポリバリコンの代わりに使えそうです。もったいないといって、使わずに置いておいても仕方がないので、ちょっと工夫してこのバリコンをSR-7(もどき)に利用することを考えてみたいと思います。
このバリコンを"SR-7もどき"のポリバリコンの代わりに仮に接続してみました。トリマーコンデンサ二つで受信周波数の上限と範囲を決めますが、調整したところ、ちゃんと7,000kHz〜7,100kHzにすることができました。使用したバリコンは一番奥の16〜36pFの部分を利用しました。
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