各バンド雑感その2
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さてここで少し各バンドの様子を述べましたが、冬が終わり再び暖かい季節を迎えて少し補足です。
7MHz
3月くらいから再び夜中でも日本全国が聞こえ始めました。冬の間のあのノイズしか聞こえない世界がウソのようです。相変わらずSSBの混信はひどく、それに上の方(7080kHzから上)はほぼ3kHzおきに固定メンバーがいるらしく、一見さんはとてもではないが出られる雰囲気にはありません。それに7032付近はSSTV専用で、年がら年中ピーヒャラピーヒャラいってます。7036は司会者がいてみなその司会者の指示にしたがって順番に極短い交信をするという極めて特殊な世界を繰り広げています。というわけで事実上普通の人(?)が利用できるのはただでも狭い7MHz帯でなんと7040kHzから7080kHzとタッタ40kHzしかありません。これでは混雑するのも当然です。ということで、私はほとんど7MHzのSSBには出る気しません。
一方CWは割とわかりやすく、主として7015kHzより下はDX用、たまに8Jなんとかという特別局がCQを出すようです。7010から7023あたりまでは和文の人が多いです。私は和文はできないのであまり興味ありません。7020から7030までがいわゆるラバースタンプで交信する人が多いようです。私は7MHz帯では主にここで交信します。ただしこのような秩序はコンテストになると全く乱れます(といっても国内コンテストの場合は7010から7030kHzと規定されていますのでその間だけでの話しですが)。
10MHz
このバンドは移動局が多く短時間QSOが多いです。すぐに交信が終わるので割と好きで、CQ出している局をよく呼んだりしますが、暖かくなってハイバンドのコンディションが良くなって以来あまり出なくなってきました。このバンド自体は冬も夏もあまり変わらず昼間は日本全国が開け、夜はなにも聞こえずシーンとなるようです。
21MHz
2001年の場合ですが、5月の連休明けから急に日本全国が開けだし、昼間は九州、中国、四国、東北、北海道が強力に入感します。コンディションによっては関西、北陸あたりも良く聞こえてきます。また状況が良いと夜中まで開けている場合もあります。あの、冬の時期の、コンテスト中は国外局が聞こえ、それ以外は雑音のみという世界からすると一変した感じです。21.150MHzからちょっと下の方では低速のCWの交信が見られますが、全体としてSSBが多いです。7MHzと違ってCWでなくても混信なく交信ができるからでしょうか?もっとCWの交信が多いと楽しいのですが…。
50MHz
50MHzは冬の間は悲しいほどなにも聞こえず、寂しいもんでしたが、5月連休を開けると俄然状況が変わります。ひとたびEsが出れば、沖縄九州北海道がガンガン入感します。まるでローカル局のようであまりの強さに驚きます。ただし21MHzに比べると開ける時間は少ないようです。つまり21MHzでコンディションが悪いのに50MHzがよい、ということはありません。21MHzを聞いていて状況がよさそうならば50MHzに上がってくると開けていることが多いです。50MHz帯は沖縄、宮崎、東北、北海道、三重、東京、千葉などにビーコンがありこれらの周波数を聞いていると大体のコンディションが掴めます。沖縄のビーコンはガンガン入っていても誰も出てない、なんてことが時々あります。
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